今年度も歯科衛生専門学校3年生へのプレゼンテーション概論を担当してまいりました。
90分×2コマ。
前半は「伝わる声」を育てよう。
自己紹介に始まり
母音の口の形・表現力を鍛えよう・舌の体操・腹式呼吸など。
そうそう、初めて歯科衛生専門学校で講義をした際びっくりした
「舌」の読み方について。
した を ぜつ と読む。
なるほど、さすがです。
歯科衛生士さんが、舌を「した」と言ったら 下 と勘違いするかもしれません。
今年度の講義の中ではちゃんと「この時の“ぜつ”の位置はどうなりますか?」
と、私もだいぶ慣れてきました。
また、面接や新社会人としての第一歩にむけて、話し方のテクニック=コツのお話も。
そして、後半はこれらを踏まえてステージへ出てもらいそれぞれ発表してもらいました。
二人一組で発表したのですがそれぞれの工夫がみられ、
短時間によくここまで挑戦してくれたと嬉しく思いました。
レポートを提出してもたったのですが
・口の形や表情を変えるだけで、声がまったく違うことに驚きました。
・患者さんにどんな言葉をかけるかも大事ですが、声のトーンや柔らかさ、明るさや大きさもとても重要であると学びました。
・マスクをしていても聞きとりやすい発声の仕方はすごく勉強になりました。
・一言一句意識するだけで普段の話し方と全然違って印象が180度変わりとても驚きました。
・歯科衛生士さんは直接患者さんとコミュニケーションをとるので話す技術が必要だと思いました。
・高齢者や子どもなど、年代に合わせた話し方を学びました。
・私は声が低いのですが、今日どうしたらいいのかお話して頂いたので実践していこうと思いました。
・鼻濁音や無声化というものを初めて知りました。
・話し方、声の大きさ、言葉のリズムなどで、相手への伝わり方、伝わりやすさが全く変わってしまうのだと学ぶことが出来ました。
・人前で話す場になると早口になってしまったり声がふるえてしまったりしていたので、今日学んだことを意識していこうと思いました。
・やわらかい声の出し方をマスターして、患者さんに親しみをもってもらえるように頑張りたいです。
など、さすが3年生、歯科衛生士として社会にでるイメージをきちんともって受講してくれました。
声楽の口の形を応用したハミングレッスン、今回もみなさんに好評でした。ここぞという時、試してくださいね。
レポートの中で何人か「楽しかった」と書いてくれました。
楽しく学んでいただけてなによりです!
「先生の声がすごく心地よくかわいらしくて楽しい講義でした。」(原文のまま)(^-^;
ありがとうございます。