プレゼンテーション概論

本年度も、山梨県歯科衛生専門学校のプレゼンテーション概論の講義を担当させていただきました。

母音の口の形や腹式呼吸に始まり、

こどもアナウンス発声協会のテキストを使用しながらみんなで楽しく声を出していきました。

鼻濁音・無声化、発表時の読み方のコツや社会に出てからのコミュニケーション術、

また歯科衛生士はマスクをしての仕事になりますので、マスク着用時の声の伝わり方・伝え方など。

後半は、表現力の実践。

今年度はステージのある大きな教室だったので、

スタンドマイクも用意していただき、それぞれセリフを分担し絵本の読み聞かせ。

もう少し殻を破って元気に読んでもらえたらと思いましたが、

舞台上から しかもマイクを通しての発表、緊張しますよね (^-^;

最後はニュース原稿風に感想を書いてもらい、数名に発表してもらいました。

しっかりとした発表でした。

大きな教室で全員マスク。

こちらから生徒さんたちの表情が見えにくく、講義の内容が伝わっているのか不安でしたが、

講義後のレポートからは、皆さんの感受性豊かな感想が読み取れ、理解してもらえたようで安心しました。

《以下レポートから抜粋》

・将来歯科衛生士として働く時、教えてもらった優しい声で患者さんに寄り添い、安心した空間でコミュニケーションをとるよう心掛けたいです。

・発声・腹式呼吸・マイクに通る話し方・響く声・鼻濁音・無声化など、初めて学ぶことが多かった。

・響く声の出し方については、とても勉強になり実践してみたいと思いました。

・いろいろと練習をして楽しかったです。歯科医院には様々な年齢層の方が来るので、声のトーンなど、これからもいかしていきたいと思いました。

・発声練習では口の大きさや形を意識してみただけでも言葉の綺麗さが変わりびっくりしました。

・言葉一つ一つに表情があり、伝え方ひとつで印象も違います。今回の授業で改めてことばを表現することの大切さを学びました。今日から意識して実践していくことで、素敵な大人になれると思いました。

・実際にアナウンサーさんはとてもしゃげり方や発音が良く、とても聞きやすく、こういう時にはこういうしゃべり方が良いんだななど学べて良かったです。

 

ありがとうございます。

国家試験、頑張ってくださいね。そして、明るい発声で歯科衛生士としての第一歩を踏み出してくださいね。