11月23日 樋口一葉命日に
山梨近代人物館において「たけくらべ」を原文で語ります。
山梨近代人物館は山梨県庁の別館3階「正庁」
このような雰囲気のある会場で読めることに感謝しています。
昨日は東京で司会だったので、仕事後足をのばして
「たけくらべ」ゆかりの地を巡ってきました。
一葉がこのあたりに住んでいたのは1年弱ですが
「たけくらべ」はここでの暮らしから生まれました。
鷲神社は「たけくらべ」の冒頭にも登場します。
『知らずや霜月酉の日 例の神社に欲深様のかつぎ給う これぞ熊手の下ごしらえ』
今年の酉の市は11月8日と20日だそうで、ちょうど準備が進められ、熊手を売る店がたくさん出ていました。
次に向かったのは「千束稲荷神社」
境内には樋口一葉像。思っていたより大きな像でした。
『八月二十日は千束神社のまつりとて山車屋台に町々の見得をはりて・・・』
両神社にて「たけくらべ」を読ませていただくことのご報告と
無事読めるよう祈願してまいりました。
千束稲荷神社では「勝守り」をいただきました。
己に勝つお守りだそうです。
私、日ごろからとても緊張してしまうので、
当日はこのお守りを胸に己の緊張に打ち勝てるよう守っていただきながら
精一杯読みたいと思います。
最後に 見返り柳と吉原大門跡の柱を見て甲府へ戻ってきました。
『廻れば大門の見返り柳 いと長けれど・・・』
実際に見て感じることもたくさんありました。
そして今日は山梨近代人物館で開催された「昼活」へ行ってきました。
大きなポスターも貼ってくださっています。
樋口一葉についてわかりやすく解説してくださいました。
最後には思いがけず
「今日は23日に語りをする山形由紀子さんが・・・」
と皆様にご紹介いただきました。
ありがとうございます。がんばります。