自己紹介

三姉妹の三女として山梨県甲府市に生まれました。

勉強の出来る長女(現・大学教授)と、スポーツ万能の次女(現・舞台女優)に

脳みそと運動神経を持っていかれ、姉たちと比べられ、姉たちには遠く及ばず・・・

やっとやりたいことが見つかったのが小5の時。

少年少女合唱団に入りたいと両親に懇願。

父親に連れられてお会いしたのは童謡歌手の声楽の先生。

「違うの、お友達と楽しく歌いたいの!」と言い出せず。。。

でも今から思えば、腹式呼吸や鼻濁音などアナウンスの基本となることを童謡を歌うことで学んでいたのです。

 

大学受験は共通一次(現在のセンター試験)で失敗しました。

第一志望はあきらめ、声楽科に進みました。

母校の中学校へ教育実習に行き、少しだけ夢がかないました。

他大学への編入の話があり相談すると、父親が「賭け」を持ち出してきました。

「山梨で1か所でいいから就職試験を受けてくれ。受かったらそこに就職。落ちたら編入して良し!」

そこで受けたのがNHK甲府放送局「キャスター募集」

普段はとてもあがり症なのですが、甲府放送局の面接の日には緊張しませんでした。

・・・落ちたかったから。

などというと罰が当たりますね。

夕方のニュース番組を担当しました。

NHKのアナウンサーが、ニュース原稿の読み方、リポートの仕方など丁寧に教えて下さいました。

ありがたいことです。

失敗ばかりでしたが、唯一ほめられたのは「発声」

小さいころから習っていた声楽が役に立ったのです。

 

平成元年にフリーになりました。

周りの皆様に恵まれ、司会やCMのナレーションのお仕事をいただくようになりました。

─── そして、現在に至る。

はしょりすぎました(笑)

でも、はしょれるほど、何も変わることなくずっと続けて来られたのは、支えてくれた皆々様のおかげです。

ありがとうございます。

 

朗読や読み語りも好きなので、講座に通い勉強してきました。

小学校での読み聞かせの活動も続けています。

娘が大学進学で上京し子育て一段落。

淋しくなるだろうと心配してくれたピアニストの友人と共にリトミック教室を立ち上げました。

「かたり」と「リトミック」で「かたりとみっく®教室」と名付けました。

「かたりとみっく」では、リトミックはもちろんですが、母語である日本語にたくさん触れてほしいと、

ひらがなカードや短文カード、生徒さんたちの発達に合わせた創作絵本により、

日本語をしっかり発音することにも重点を置いてきました。

自分の言葉でしっかりと自分の気持ちを伝えられるように育ってほしい。

私があがり症なので、子どもたちには自信をもって人前でおはなし出来るようになってほしい。

かたりとみっく®教室も5年目に突入し、もっと発声からきちんと指導したいと思うようになりました。

いろいろと調べていくなかで

「こどもアナウンス発声協会」に出会いました。

セミナーを受け会員になりました。

はじめは「かたりとみっく」の生徒さんに、と思っていましたが

「こどもアナウンス発声協会」の理念に感動し、

代表のお二人(常世晶子さん・茂木亜希子さん)の考え方や会員の皆様の前向き姿勢に刺激を受けて、

この度「こどものための発声教室」を開講することに致しました。

今後はこのホームページでお知らせしつつ

レギュラーの教室や公民館活動など、企画してまいります。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

フリーアナウンサー/こどもアナウンス発声協会講師 山形由紀子